みなさん、こんにちは！
杉並区阿佐ヶ谷の整体、研身整体院の院長、小池研身です。

当院では、骨盤調整を基本に、腹部や頭蓋骨の調整、
緊張状態にある筋肉の緩和などバランスよく行いながら、
さまざまなお客様の悩みを解決するお手伝いをしています。

今回は「変形性股関節症」の症例改善策について紹介します。
※変形性股関節症は、脚の痛みや歩きづらさを引き起こす症例

来院時のお客様の症状

M・Hさま（65歳女性／学習塾講師／変形性股関節症※）は、
生まれつき股関節に変形があり、痛みや歩きづらさでお悩みで、
初めてお話をお伺いした際の主な症状としては、下記になります。
※整形外科的診断名では、変形性股関節症（先天性）と表現します

• ・歩きづらい
• ・右脚が痛い
• ・全身の疲労感がある
• ・股関節が動かしづらい
• ・姿勢が悪いと指摘される
• ・長時間歩くと右の股関節が痛くなる

奥の細道をたどる旅行を、定期的に行っているらしく、
その際、歩き方が不自然と仲間から指摘されたそうです。

医師には「先天性のため、治る見込みはない」という診断。
それでも、すでに当院に通っているお友達から噂を聞き及び、
なんとかしたいと前向きに考え、今回、ご来院くださいました。

初期問診と検査の結果

問診表を参考に、現在の痛みや日常生活を送る上で、
どのような時にお困りなのか、改めて詳しくお伺いし、
身体の歪みや股関節を検査し、下記の点が分かりました。

• ・脚筋肉の緊張が強い
• ・頭蓋骨に歪みがある
• ・右股関節の緊張が強い
• ・右股関節の可動域が狭い

想像以上に右股関節に負担がかかり、筋肉が硬かったため、
まず、つらい症状をやわらげ、根本的な改善を目指しました。

実際に行う施術プラン

施術に関しては、股関節周りの過緊張を取り除きつつ、
右股関節の可動域を広げることを、ポイントとしました。

• ・骨盤調整
• ・頭蓋骨調整
• ・腹部の調整
• ・大腰筋の過緊張の緩和
• ・右内転筋の過緊張の緩和

股関節症に限らず、症状が現れる箇所はもちろん、
関連する筋肉にもアプローチしていくこと大切です。
また、根本的な改善を目指し、身体の基礎である骨盤や、
負荷がかかり、歪みが生じてる頭蓋骨の調整も行いました。

施術後の経過とご感想

１回目、脚のだるさが軽減し、全身の筋肉の緊張も緩和。
２週間に一度の施術を提案し、エクササイズも伝えました。

２回目、股関節の可動域としては、まだ小さいものの、
筋肉の緊張がかなりとれ、歩きやすさを実感するように。

３回目、ご本人もさらに歩きやすくさを実感し、
３週間から１か月間隔での施術をご提案しました。

４回目以降、全身の状態を確認しつつ施術を行い、
股関節を中心に、少しずつ楽になっているとのこと。

比較的、股関節症はとても難しい症状なのですが、
以前より歩きやすく改善でき、嬉しく思っています。

院長コメントについて

股関節症で多いのは、後天的な原因で起こる二次性股関節症。
二次性の場合、股関節周りの過緊張が引き金となっているため、
筋肉の緊張を取り除いてあげることで、症状の改善が見込めます。

ところが、今回のお客様の場合、先天性の股関節症。

主治医から、発育性股関節形成不全の確定診断を受け、
生まれつきゆえ、見込みはほぼないと告げられましたが、
ご縁あって、当整体院にお越しいただき、改善できました。

施術家の役割は、お客様と二人三脚で同じ目標に向かうこと。
骨盤調整や股関節周りの筋肉緩和、頭蓋骨調整、腹部調整など、
症状を改善するために必要な施術を、粘り強く重ねていきました。

お客様ご自身、持ち前の明るさで、常にポジティブ、
毎回、当院の施術と真剣に取り組んでくださいました。
これからも施術家として、身体の調整をお手伝いします。
あきらめずに、二人三脚で症状をやわらげていきましょう！