背中のこりで、呼吸が浅くなる?原因は筋肉疲労の血行不良
テーマ:症状別の悩みコラム
みなさん、こんにちは!
杉並区阿佐ヶ谷の整体、研身整体院の院長、小池研身です。
背中がこっていて重だるい、パンパンに張って夜も目が覚める……。
そんな背中のこりを放置すると、次第に呼吸も浅くなってしまいます。
息苦しさを感じている方は、背中のこりが原因かもしれません。
そこで今回は、背中のこりと呼吸の関係をはじめ、
こりを招く原因や整体による対策などご紹介します。
背中のこりと呼吸の関係は?
そもそも、どうして背中がこると呼吸が浅くなるのでしょう?
理由は背中の筋肉が呼吸をサポートする役割を果たしているため。
背中の筋肉がこることで、うまく呼吸できなくなってしまうのです。
私たちの筋肉には、呼吸筋と総称される筋肉がいくつもあります。
これらの筋肉がスムーズに収縮することで、胸の空間を広げ、
空気が出入りしやすい状態、呼吸を行っています。
呼吸筋に含まれないものの、間接的に呼吸に携わっている筋肉もあります。
背中にある「僧帽筋」(そうぼうきん)や「小菱形筋」(しょうりょうけいきん)
そして「大菱形筋」(だいりょうけいきん)などの筋肉です。
僧帽筋はフランスの僧侶の帽子に似ていることから名づけられた筋肉。
とても大きく、首から始まって肩全体を覆い、背中にまで及びます。
大きいだけに影響を受けやすく、何らかの原因でしばしば緊張してしまいます。
すると、僧帽筋の下にある小菱形筋や大菱形筋まで硬くこわばって、
筋肉の収縮がうまく行われなくなってしまいます。
結果、胸の空間の開閉がうまく行われず、呼吸が浅くなるのです。
背中のこりの原因は?
では、そもそも背中のこりは、なぜ起こるのでしょう?
背中のこりの原因は、ほとんどが筋肉疲労による血行不良。
中には、自律神経や内臓疾患が関係しているケースもあります。
背中のこりを解消するためには、原因を把握することが大切。
それぞれの原因について、詳しい内容をご説明します。
1) 筋肉疲労
背中のこりの原因で圧倒的に多いのが、筋肉疲労による血行不良です。
筋肉疲労を起こす主な原因は、長時間のパソコンやスマホの使用、
インナーマッスルの筋力不足、猫背などが挙げられます。
さらには、猫背のように背中の筋肉にトラブルがあると、
反対側にあたる腹部の筋肉も疲労を起こしやすくなります。
背中が筋肉疲労を起こしている場合は、腹部の筋肉も見て、
合わせて、適切なアプローチをすることが重要です。
2) 自律神経
また、自律神経が関係している場合があります。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類あり、
シーソーのようにバランスをとって活動していますが、
過度のストレスがかかると、交感神経優位の状態が続き、
すると筋肉は緊張し、硬くこわばってしまうのです。
交感神経優位になると血圧が上昇し、脈が上がるなど、
緊張状態が続き、いわゆる「攻撃的な状態」になります。
できるだけ深呼吸を心がけ、リラックスして過ごしましょう。
3) 内臓疾患
背中のこりが、内臓疾患からきている場合もあります。
胃の後ろ側にあたる背中にも、こりや痛みが及ぶ場合があり、
心臓に何らかの疾患がある場合も、背中に影響が及び、
こりや痛みを感じてしまうというケースがあります。
このように、一言で背中のこりと言っても、
重大な内臓疾患が関係している場合もありますので、
強いこりや痛みを感じたら、受診することをオススメします。
特に、張り裂けるような背中の痛みが出た場合は要注意。
すみやかに医療機関に行き、医師の診断を受けてください。
その際、バイタルチェックができる状態ならしてください。
体温と脈拍、血圧、呼吸の4つを総称してバイタルサインと呼び、
機器を使って計測することを「バイタルチェック」と呼びます。
脈が飛んだり、あまりに速かったりするような場合は、
医療機関で申請し、正確な検査を受けることが大切です。
背中のこりを取り除く整体施術
筋肉疲労や自律神経の乱れから背中のこりが出ている場合は、
整体によって、解消のための施術を行うことが可能です。
当院では、不調のもととなる骨盤の状態を整えた上で、
主に次のポイントを重視して施術を行っていきます。
1) 背骨へのアプローチ
背骨に対しては、まず、詰まりをとるアプローチを行います。
背骨の詰まりが生じる主な原因は、私たちの身体にかかる重力。
常に背中に重力がかかり続けることで背骨は詰まってしまいます。
触診後、詰まりがあると判断したら、身体の状態に合わせ、
適切なアプローチ方法で解消のための施術を行います。
2) 背中の筋肉へのアプローチ
背中の筋肉は先ほどお伝えした僧帽筋など、
菱形筋群へのマニュピレーションを行います。
マニュピレーションとは、いわば「ほぐし」です。
筋肉繊維の方向や関節の動きを考慮しながら筋肉をほぐし、
背中の筋肉の強いこりや張りを、無理なく軽減していきます。
3) 自律神経へのアプローチ
背中のこりを取り除くためには、自律神経も重要な要素です。
筋肉の疲れをとったとしても、自律神経が乱れた状態では不十分。
またすぐに、筋肉に疲労がたまってしまう結果になります。
内臓に適切な刺激を与えて、自律神経のバランスを整えます。
深く呼吸することは、健康に生きること
深い呼吸ができることは、健康を保つ上で重要なこと。
しっかり呼吸することで、新鮮な酸素が全身に送られて、
その結果、不要になった二酸化炭素が体外へ排出されます。
このような一連の流れがスムーズに行われなくなったら、
次第に身体の中が澱み、トラブルが起こる可能性があります。
「たかが呼吸、されど呼吸」という言葉のとおり、
もしも、呼吸が浅くなっているなと自覚しているなら、
背中のこりが呼吸に影響を与えているのかもしれません。
息苦しさなど感じている場合は、ぜひ当院にご相談ください!
この記事を書いた人
小池 研身(こいけ けんみ)
整体師/モルフォセラピスト/アロマテラピーアドバイザー/健康管理士一般指導員/食育インストラクターPrimaryなど
開業から約20年、10万人以上の施術経験があります。施術では、操体法やカイロプラクティック、アクティベータテクニック、SOTテクニックなどを活用。身体の土台である骨盤を調整した上で、全体を整えます。整体は民間療法ではありますが、不調を改善させる大きな可能性を秘めています。身体の悩みは当院にお任せください。
ひどい肩こりや腰痛、産後の骨盤矯正などでお悩みの方へ
口コミサイトで常に高評価!阿佐ヶ谷の整体なら杉並区の研身整体院
JR阿佐ヶ谷駅から徒歩5分、体の歪みを根本から改善します!
- 初めて来院されたお客様に限り「10%割引」します。また、初来院の方を一緒にお連れいただくと、紹介者割引として、紹介した方と紹介された方、お二人とも「10%割引」いたします。※こちらのクーポンページに必要事項を記入の上、来院の際にお持ちください。エキテンクーポンもご利用可能です。
電話:03-5929-1577 受付:平日/10時〜20時 土日祝/10時〜19時