筋膜リリース!脇の下がこる「脇こり」の症状と原因とは
テーマ:症状別の悩みコラム
みなさん、こんにちは!
杉並区阿佐ヶ谷の整体、研身整体院の院長、小池研身です。
肩こりというと、肩の上や後ろに痛みやダルさを感じている方が多いでしょう。
実は、肩がこっているとき、脇の下もコリを抱えているってご存じでしたか?
脇がこると肩の関節がスムーズに動かなくなり、さらなる肩こりを招く恐れも。
多くの方が、脇のコリに関しては無自覚ですが、実は重要なパーツ。
肩こりの症状を改善するには、脇こりを解消することが欠かせません。
そこで今回は、意外と知らない「脇こり」についてご紹介。
脇こりによる症状や原因、さらには対策などもお伝えします。
脇こりとは?なぜ肩がこると、脇の下もこるの?
まずは、「脇こりって何?」という、概要から見ていきましょう。
脇こりとはその名の通り、脇の下の筋肉が疲労して、硬くなっている状態のこと。
表面を触るだけでは分かりにくいのですが、深い部分までぐっと押してみてください。
分厚く硬い筋肉がありませんか?もしあるなら、それが「脇こり」の症状です。
実は、肩こりを抱えている方の多くは、同時に脇こりも抱えています。
なぜなら「肩甲骨を中心にし、肩の筋肉と脇の筋肉は共同で働く」ため。
少し専門的な話になりますが、肩こりを考える上で、ここは重要なポイント。
筋肉の仕組みを解説しながら、もう少し深く掘り下げて見ていきましょう。
肩のまわりには、「回旋腱板」(かいせんけんばん)と呼ばれる筋肉があります。
筋肉といっても一本の筋肉ではなく、4つの筋肉が集合したもの。
棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋という筋肉が集合して肩甲骨と上腕骨をつなぎ、
肩の関節を安定させる働きを担っています。
実はこの4つの筋肉、それぞれはとても弱め。だから常に協力しあっています。
お互いに足りないものを助け合う意味では、共同作業するのは望ましいこと。
ただ、くたびれてきたときに、少し困った問題が生じてしまいます。
何が問題かというと、「自分だけ休むことができない」のです!
どんなにくたびれても、他の筋肉が働いていれば、無理をしてでも働くことになります。
だから、「肩がこった」と感じる頃には、つながって働いている脇の筋肉も、
同じように疲労を溜め込んでしまっているというわけです。
肩こりは脇こりという症状を引き起こし、脇こりも肩こりを引き起こします。
慢性的な肩こりを抱えている場合は、脇こりが原因かもしれませんね。
なぜ脇の下がこる?脇こりの原因をチェックしよう
では、どのようなときに脇がこるのでしょうか?
脇がこる主な原因には、「肩甲骨の使い方」が深く関わっています。
肩甲骨の「使いすぎ」や、逆に「使わなさすぎること」が脇こりの原因。
たとえば、長時間デスクワークをしていると、ほぼ肩甲骨を動かしません。
すると、肩甲骨周りにある回旋腱板は当然、硬く緊張してしまいます。
これが、肩こりや脇こりを引き起こす原因になってしまうんですね。
逆に、肩甲骨に極度の負担をかけすぎても、筋肉は疲れてしまいます。
普段、意識することのない脇の筋肉ですが、思っている以上に働いています。
たとえば、腕を上げるとき。肩や腕だけでなく、脇にも負担がかかりますよね。
知らない間に受けたダメージが筋肉疲労を引き起こし、脇こりの原因になります。
ですから、肩こりや脇こりを防ぐには、「肩甲骨を適切に使うこと」が大切。
長時間の同一姿勢や、過度な負担がかかる運動や動作は、なるべく避けましょう。
脇こりをほぐす対策に!毎日のセルフケアを続けよう
なお、脇の下のコリを避けるための対策として、毎日の生活に、
「オープン&クローズ」を取り入れることも、おすすめいたします。
<オープン&クローズ>
(1)両足を腰幅に開き、まっすぐ立ちます。
(2)背中を丸めて肩甲骨を開き、両腕を前に伸ばしましょう。
手のひらを下に向けクロスさせます。
(3)胸を開いて、左右の肩甲骨を寄せていきます。
同時に両腕を真横に開き、手の平を上に向けましょう。
この動作を20回1セットとして、1日1回以上やってみてください。
肩甲骨まわりがゆるむので、脇の下のコリをほぐすことにつながりますよ。
脇の下が凝る・痛い・つるなら、整体での筋膜リリース
脇こりは非常に頑固なコリ。セルフケアでは、なかなかコリが解消しません。
根本から解消したいなら、どうぞ当院の施術をご利用ください。
施術ではまず、すべての不調の根本原因ともいえる、骨盤の歪みや開きを調整。
土台をしっかり整え、「自然治癒力が働きやすい身体」へ導きます。
その後、脇こりに関係の深い、回旋腱板4つの筋肉すべてにアプローチ。
コリをほぐすことで、肩甲骨がスムーズに動けるよう、可動域を確保します。
肩甲下筋へのアプローチは少し痛みが出ますが、不快な痛みではありません。
他の筋肉に関しても、いわゆる、もみ返しの出る部位ではありませんので、
安心して施術を受けていただけたらと思います。
さらに、筋肉を覆う筋膜にも必要な刺激を与え、筋膜を開放(筋膜リリース)。
筋膜の癒着がとれると、凝り固まった状態がウソのように、楽になります。
なお、肩関節周囲炎を発症している方にとっても、脇に対する施術は有効です。
脇のコリをほぐすことで、肩の痛みが軽減した方がたくさんおられます。
肩と脇の筋肉が、いかに密接に関わっているかを示していると言えるでしょう。
あまり意識しない脇こりですが、多くの方の身体にひそんでいます。
慢性的な肩こりでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください!
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