みなさん、こんにちは！
杉並区阿佐ヶ谷の整体、研身整体院の院長、小池研身です。

整体の施術後は自然治癒力が働きますが、余計な刺激を加えると、
自然治癒力が落ちてしまって、効果が期待できないことがあります。

しかし中には、一見するとダメージを受けているような症状も、
身体が良くなろうと出ている症状、好転反応の場合もありますので、
施術効果を高めるには、好転反応と上手く付合うことが欠かせません。

施術の効果を活かすために、整体の施術後の注意点について紹介します。

施術後に起こる「好転反応」とは？

好転反応とは、身体が本来の状態に戻る際に生じる、
一時的な反応で、代表的なものには、下記があります。

• ・微熱が出る
• ・下痢になる
• ・やたらと眠い
• ・身体が重だるい
• ・もみ返しのような痛みがある

好転反応自体は、だるさや発熱、痛みなどを伴う反応ですが、
あくまで、身体が良くなる過程で起こるため、心配ありません。

主な理由は、身体が歪んでいると筋肉が緊張しアンバランスになり、
血液やリンパの通り道が圧迫されて、流れが滞り気味になります。

しかし、整体の施術で歪みを正し、本来あるべき状態に身体を戻すと、
血液やリンパの流れが良くなり、老廃物排出とともに組織修復が始まり、
その修復の過程において、身体の中では、いろいろな変化が起きています。

たとえば、血流は良くなると、さらに促進しようと身体が発熱します。
その際、ヒスタミン・プロスタグランジンなどの鎮痛物質が出ることで、
筋肉の痛みを感じるようになりますし、施術後は、副交感神経優位の状態。

特に、身体の中でも、大腸は副交感神経が優位のときに強く働くため、
その状態が続くことで、大腸が刺激を受け、下痢になることがあります。
もちろん、反応の出方は人それぞれで、必ず現れるものではありませんが、
一般的な傾向として、好転反応が強く出るのは、下記の場合が多いでしょう。

• ・身体が大きく回復しようとする節目
• ・慢性化症状が回復に向かうタイミング

実際に、好転反応が現れた際は、ご自宅で十分な休養をとったり、
半身浴（40度のお湯で約20分）など、リラックスして過ごすこと。

整体の施術後に気をつけるべきこと

整体施術の効果を活かし、自然治癒力を存分に働かせるためにも、
当院では、施術後に次の注意点を意識するよう、お願いしています。

１）長時間の運転は控える

施術後は副交感神経優位の状態、身体がリラックスしたがるため、
車の運転をすると神経を使い、交感神経優位になる場合があります。
長時間の運転は身体に負担をかけてしまいますので、お避けください。

２）水分摂取（１日２リットル）

施術後は、身体に溜まっていた老廃物（毒素）が出やすい状態。
十分量の水分を摂取し、尿と一緒に身体の外に出しましょう。
飲む量の目安としては、１日２リットル程度で構いません。
※下痢気味になる場合もありますが、心配はいりません

３）激しい運動は控える

筋力トレーニングやダッシュなど、激しい無酸素運動をした場合、
交感神経優位の状態になり、筋肉に相当負担がかかってしまうため、
激しい運動は避け、ウォーキングなど有酸素運動にしておきましょう。
※整体の施術後は、くれぐれも激しい運動はしないようにしてください

自然治癒力が働くと身体は良くなる！

整体師の役目は、お客様が持つ自然治癒力を引き出すこと。
ただ、整体で施術するだけでは、身体は決して良くなりません。
自然治癒力を十分に働かせることが、身体の回復に最も大切です。

逆に、自然治癒力が存分に働けば、必ず不調は良くなりますので、
実際に施術を受ける際は、上記、施術後の注意点を守っていただき、
施術後に好転反応が現れた場合は、リラックスしてお過ごしください。